ジョンベネちゃんの事件もいまだ未解決ですが、この事件も長期化するのではないでしょうか。発表された殺害動機もいまひとつ納得できないし、旅行先のポルトガルで起きた事件だけに警察の捜査能力も疑問ですよね。
『参照記事』
ポルトガルで英国人幼女が行方不明になっている事件は、同情を一身に集めて捜索への支援を呼び起こしてきた両親が一転、容疑者として現地警察の取り調べを受け、9日、逃れるように帰国する事態になった。米国のジョンベネちゃん殺害事件を彷彿(ほうふつ)とさせる予想外の展開は、世界の関心を一段と高めている。
この幼女、マデリンちゃん(4)の父親で医師のゲーリー・マッカーンさん(39)と母親のケイトさん(39)は同日、マデリンちゃんの双子の妹と弟を連れポルトガルの空港から英中東部のイースト・ミッドランズ空港に到着。ゲーリーさんは「熟慮のうえ帰国した。娘の発見をあきらめたわけではない」と記者団に語った。
事件は今年5月3日夜に起き、ポルトガル南部のホテルで妹、弟と寝ていた長女マデリンちゃんだけが姿を消した。両親は友人と近くのレストランで食事をしていた。
事件後、両親が涙ながらに協力を訴え、娘の無事を祈ってポルトガルの教会に通い続ける姿は欧米で感動を引き起こす。「ハリー・ポッター」の原作者J・K・ローリングさん、サッカーのイングランド代表ベッカム選手、さらにローマ法王、ブレア前英首相、米ホワイトハウスも「マデリンちゃんを探そう」と呼びかけるまでになった。
状況が一変したのは7日。ポルトガルの警察が失跡25日後に両親が借りた車の中からマデリンちゃんのDNAが見つかったとして、両親を「容疑者」として聴取した。
ケイトさんは「罪を認めれば減刑してやる」と司法取引も持ちかけられたとされ、2、3日中に起訴される見通しが強まったため、両親は帰国を決断したとみられる。
警察は両親がマデリンちゃんに鎮静剤を与え過ぎて死なせてしまい、遺体を隠した後に、借りた車で移した、と事件の絵図を描いているようだ。
だが、警察の初動は鈍く、衆人環視の中で近所の男性を容疑者扱いするなど捜査は迷走。今回、決め手とするDNAも英国の協力を得て8月中旬にようやく発見したもので、両親は「車には娘のオモチャを積んでいた。DNAはそれに付着していた」と反論している。
英メディアは一体に、両親に同情的で、ポルトガルの警察の捜査能力に疑問符を付けている。英紙タイムズは「車中から発見された検体は不完全。それだけで起訴に足るものではない」との英警察関係者の証言を引用し、「夫妻が犯人なら4カ月もの間、世間の目にさらされるのに耐えられない。ウソをついているとは思えない」との専門家の見解を伝えている。